エバレー　ワイナリー　マスカット・カネリ 2023

ブドウ栽培

自社畑を含む、パソ・ロブレスAVAの契約農家から厳選した葡萄を使用。

醸造

収穫後丁寧に選別され除梗。2時間の低温浸漬の後、果実はプレスされ澱引き、酵母と共に長い低温発酵に。最適な糖度と酸度に達した後、華氏30℃（摂氏‐1℃）まで冷やして発酵を止めた。アロマ、フェノール、自然な発泡を維持するために2ヶ月間冷やされた。フィルタリングののち瓶詰め。

ティスティング・ノート

ジャスミンの花とマンダリンオレンジの皮の魅力的なアロマ、白桃、マイヤーレモン、ジンジャーやグアバのはじけるようなフレーバーと見事にブレンドされ素晴らしい味わい。

ペアリング

優しい酸が喉越し良く、次のグラスが待ちきれない。エスニック料理、生ハムとメロン、ヤギのチーズのクロスティーニなど、様々なアペタイザーと抜群の相性。

生産者情報

パソ・ロブレスのワイン産業の立役者

パソ・ロブレスのワイン産業におけるパイオニアの一人であるギャリー・エバレー（Gary Eberle）は、自身のワイナリー設立と同時にパソ・ロブレスがアペレーションとして認定されることにも大きく貢献しました。エバレーは当時まだあまり流通していなかったシラーに着眼し、これをカリフォルニアに広めました。もとはタン・レルミタージュのシャポティエで栽培されていたカリフォルニア州立大学デイビス校所有の苗木を基に、２０エーカーの畑にシラーのクローン株を植え、1978 年にアメリカで初めてシラー１００％のワインをリリースしました。彼の新しい試みは徐々に周りのワイナリーも注目し始め、今日パソ・ロブレスはローヌ系ブレンドのプレミアムワイン生産地として、その地位を確立しています。パソ・ロブレスのアぺレーションを知り尽くしたエバレーのプロデュースするワインは、すべにその名が記されています。

“ワイン造りはアートであり、サイエンスでもある”
エバレーワイナリーのワインメーカー/パートナーでもあるベン・メイヨ（Ben Mayo）は、まさにこの言葉を体現しています。エバレーで１０年近くキャリアを持つメイヨは、ワインメーキングを終わりのない未完成品と捉え、毎年の収穫を心待ちにしています。収穫まではサイエンスがものを言い、ブレンディングや、いかに美しいワインを造りだすかは自分の美的感覚を信じるしかないと語ります。メイヨ自身の芸術的センスとサイエンスのバックグラウンドを巧みにブレンドし、毎年高い評価を受けるワインを生み出しています。