ロンバウアー・ヴィンヤーズ
ナパ・ヴァレーのシャルドネを代表するロンバウアー
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1980年にコーナー&ジョアン・ロンバウアーによって設立されたロンバウアー ヴィンヤーズは、ナパ・ヴァレー、ソノマ・カウンティ、シエラ・フットヒルズ、そしてサンタ・ルシア・ハイランズとカリフォルニアワインの銘醸地で40年以上にわたり高く評価されるワインを生産し続けています。
1972年、元民間航空パイロットのコーナー・ロンバウアーと妻ジョアンは、二人の子供、二頭の馬、五匹の犬を連れてナパ・ヴァレーのその風景とワイン造りに魅了され、移住を決めました。コーナーの伯母であるイルマは、国際的に有名な料理本『The Joy of Cooking』を執筆し、彼のドイツ人の祖先は、ワイン生産地であるラインガウに深いルーツを持っていることなどから、彼らは食とワインの自然な関係についてすでに深い造形を持っていました。
ナパ・ヴァレーのワインコミュニティで友人たちを得たロンバウアー家は、ビル・ビーバーとビル・コリンズとともに、コン・クリークワイナリーのパートナーとなりました。彼らはタンクの清掃から瓶詰めラインでの作業まで、あらゆることを手伝いながらワインビジネスを基礎から学びました。
1980年、ロンバウアー家はコン・クリークでの持ち株を売却し、いよいよ自らのワイナリーを設立します。彼らはスタッグス・リープ地区で初めてカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫し、醸造家のボブ・レヴィと共にシェイファー・ヴィンヤーズの醸造施設を借りながら自宅のガレージも使用し瓶詰めを行いました。
初醸造ワインはスタッグス・リープ・ワインセラーズで瓶詰めされました。ロンバウアー家はセント・ヘレナで自社ワイナリーの建設に着手し、8月に初収穫のシャルドネの醸造を始めます。彼らは建設費を調達するため、自社需要を超える容量を備えた醸造所を建設し、他のワイナリーや醸造家が各々のワインを造れる委託醸造事業を開始します。1982年から2008年まで、この施設はドミナス、ナイナーズ・セラーズ、スポッツウッド、ダックホーン、メリーヴェイル、コリソン、エチュードなど、当時新興し始めた著名なワイナリー群の本拠地としての機能を果たしました。
1984年、彼らは初のシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンをリリースしました。6年後の1990年、カーネロス地区で初のシャルドネ用ブドウを購入。これにより、三代続く農家であるサンジャコモファミリーとの永続的な提携が始まったのです。
ロンバウアーの“シャルドネ・カーネロス 1991”は『ワイン・スペクテイター』誌の権威ある「トップ100ワイン」リストにランクインし、68位を獲得。同ワイナリーの象徴的なシャルドネが年間リストに初登場したのを皮切りに、計5度の選出を果たします。評価機関による称賛と消費者の人気は続き、“シャルドネ・カーネロス1993“は同誌の”トップ100ワインリスト“で32位に輝きました。
今日、ロンバウアーはシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ジンファンデル、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールといった品種において、90点以上の高評価を70以上獲得し、広く称賛されるワイナリーとなりました。ブドウ栽培・醸造担当副社長リッチー・アレンと醸造家ルーク・クレイトンの指導のもと、伝統的なブドウ栽培と醸造技術に最先端の技術を融合させ、最高品質のワイン生産を実現しています。これにより、前述のワイン・スペクテイター誌での5度「世界のトップ100ワイン」のランクインに加え、ワイン&スピリッツ誌のレストランワイン投票では17年連続で“シャルドネ・カーネロス”が「トップ10シャルドネ」にランクインするなど、次々と傑出したワインが生み出されています。
ロンバウアーでは、自社畑の良き管理者であることは大きな責任であると同時に大変名誉なことであると考えています。未来の世代に安全な土地を残すため、畑とワイナリーの両方において持続可能な手法を採用し、カリフォルニア・サステナブル農法認証およびナパグリーンワイナリー認証を取得しています。今日ロンバウアー ヴィンヤーズは、ロンバウアー家の2代目、3代目により運営が引き継がれ、家族的なおもてなしを通じて、創立者コーナー・ロンバウアーの感謝の気持ちを大切にする価値観を受け継いでいます。
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| 生産国 | アメリカ |
|---|---|
| 地方 | カリフォルニアワイン |
| アペラシオン | カリフォルニア, カーネロス, ナパ・ヴァレー, ソノマ・カウンティ |
商品一覧
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カリフォルニアの太陽の光を感じるスタイリッシュなソーヴィニヨン・ブラン。華やかなアロマと鮮やかな酸味は一度飲んだら忘れられない味わい。
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ゴールドラッシュ期にカリフォルニアにやってきたジンファンデルはアメリカワインの伝統的品種であり、その歴史へのオマージュでもある。ロンバウワーの所有する畑の多くは大変古く、中には樹齢100年を超えるものもある。
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ロンバウアーを代表するカリフォルニア シャルドネの神髄。
ソノマとナパの両方の南端を跨ぐカーネロスのブドウで造られるシャルドネは、この地域のテロワールを見事に表現し、濃厚な果実味と爽やかな酸味のバランスを兼ね備える。
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ボルドー右岸と類似する粘土質の土壌を持つナパ側のカーネロスの自社畑から造られるメルロー。女王と呼ばれるこの品種の特徴を最大限に現す。
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1980年の設立時、最初に造られたカベルネ・ソーヴィニヨン。ナパ・ヴァレーでロンバウアー家が所有する畑と契約農家から厳選されたトップクオリティのブドウのみで造る珠玉の一本。