デナー ヴィンヤード

ニューカリフォルニアの若き革新者
パソ・ロブレス西側の小高い丘に瀟洒なテイスティングルームを持つデナーは、ロン・デナーがカリフォルニア中を探し回り、ようやく見つけた土地に建てた小さなワイナリーです。もとは地元の農家が麦を栽培していましたが、古代は海の底に沈んでいた土地のため、化石やクジラの骨などが混ざる石灰質が豊富な土壌です。緩やかな斜面は長い日照があり、テンプルトン・ギャップから吹き込む海風は昼間の暖かい空気を冷やすため、特にローヌ系品種の栽培にはぴったりな土地でした。デナーではサステイナブル農法にこだわり、できるだけ有機栽培に近い方法で栽培しています。現在、収穫の半分を自社のワインとして生産し、残りの半分をお隣のSaxumやJustin Winery など、地元のプレミアムワイナリーに販売しています。この小さなワイナリーで醸造を担当するのが、アンソニー・ヨント(Anthony Yount)、パソ・ロブレスで今、最も注目される若き醸造家の一人です。地元の大学で農業経済学を学び21 歳の誕生日祝いに訪れたデナーで感銘をうけたヨントは、インターンとして働き始め、その後2010 年にワインメーカーとして正式に迎えられました。ヨントは、常にこの土地の素晴らしいテロワールを表現することを第一に考えています。ブドウの特徴を最大限に出すため、ブドウの完熟時期を細かく見極め、糖分が出すぎる前に収穫するようにしています。また、樽をコンクリートタンクに替えるなど、様々な試みを取り入れています。その熱心な取り組みはワインのクオリティに反映されており、毎年のように多くの評価機関から90点以上の高得点を獲得しています。

生産国 | アメリカ |
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地方 | カリフォルニアワイン |
アペラシオン | パソ・ロブレス |
商品一覧
シラーの実力を見せつけるために造られたワイン。パソ・ロブレスの新鋭アンソニー・ヨントが手掛けるスーパープレミアム・シラー。