ロンゴリア ワイン

ワイン造りの芸術性を追求する職人醸造家
ロンゴリアワインはリック・ロンゴリア(Rick Longoria)と妻ダイアナ(Diana)が30年前に始めて以来、家族経営を貫き、高い品質にこだわり少量生産を守り続けています。 ロンゴリアはサンタ・バーバラにおけるワイン産業のパイオニアとして誰もが認める一人です。学生時代にナパやソノマを訪れ、美しい風景とライフスタイルに魅せられたロンゴリアは予定していたロースクールに入らず、醸造家になることを決心しました。そして幸運なことに最初に勤めたブエナ・ビスタ ワイナリーで、後に「カリフォルニアワインの父」と呼ばれる恩師アンドレ・チェリチェフ(Andre Tchelistcheff)と出会います。チェリチェフはロンゴリアのワイン造りに対するその情熱を認め、様々なアドバイスをしました。そして彼は自身がコンサルタントをしていたサンタ・バーバラのファイアーストーン ワイナリーを紹介し、ロンゴリアは学生時代を過ごしたこの地にワインメーカーとして戻ってくることになりました。 サンタ・バーバラでは当時から高品質のシャルドネとピノ・ノワールが栽培されていましたが、まだあまり注目されていませんでした。その可能性に着目したロンゴリアは1982年、当時勤めていたワイナリーでは生産していなかったこの2品種のワインを自分のブランドとして造り始めました。その後自分のブランドを育てる傍ら、他のワイナリーでもワインメーカーとしてキャリアを磨き、1997年にはワインスペクテーター誌の編集者から絶賛され、彼の造ったシャルドネに98スコアがつくなど、大きな成功を収めてきました。
Fe Ciega Vineyard (フェ・シエガ ヴィンヤード)
1997年に妻のダイアナと二人で独立を決意したロンゴリアは、翌年サンタ・リタ・ヒルズの西側に8エーカー弱の畑を購入し、ピノ・ノワールを栽培し始めます。「フェ・シエガ」-信じて賭けると名付けられた畑では、彼のねらい通り素晴らしいピノ・ノワールを育てることが出来ました。一本筋の通った個性を保ちながらも、ヴィンテージを重ねるごとに異なるニュアンスを醸し出してきたのです。 ロンゴリアのピノ・ノワールに対するこだわりは“バランス”です。純粋な果実の味と畑の個性を表現しつつ、エレガントで、リッチ、そしてシルクのような舌触り―これらすべての要素を絶妙なバランスで織りなす彼のワインは、批評家のみならず多くの美食家たちをもうならせています。

生産国 | アメリカ |
---|---|
地方 | カリフォルニアワイン |
アペラシオン | サンタ・バーバラ, サンタ・リタ・ヒルズ |