ステル+マー

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肩ひじ張らず、誰もがエンジョイできる、上質でかつ手に取りやすい価格のカリフォルニアワイン。カナダ・トロント在住のクリス・ノール(Chris Noll)とジャスティン・ドゥミトレスク(Justin Dumitrescu)が目指すワインはそんなシンプルなワインです。子供同士が友達であることから知り合ったいわゆるパパ友の二人は、80年代のカリフォルニアのカジュアルなビーチライフをイメージしたワイン造りをすることで意気投合、それぞれの子供の名前ステラ(Stella)とマーカス(Marcus)から『ステル+マー(STEL+MAR)』が生まれました。
クリスは近年アップルサイダーのビジネスに成功し、カナダで最大のサイダー会社に成長させました。ジャスティンは投資家としてあらゆる業界のビジネスのコンサルティングを行い、自らもファンドを立ち上げるなど、多様なブランドに携わってきました。
このように異なるバックグラウンドを持つ二人が自分達の描く理想のワインを造ってくれるワインメーカーとして白羽の矢を立てたのが、フィリップ・ゾーン(Philip Zorn)です。ニューヨークで生まれドイツで育ったフィリップは、フランクフルト郊外でブドウ栽培と醸造学を学びました。彼がドイツでワイン造りを勉強している頃、ワイン業界に大きな衝撃を与えた「パリスの審判」が行われ、カリフォルニアワインに大きな注目が注がれました。カリフォルニアでのワイン造りに大きな夢を描いたフィリップは家族と共に移り住み、ウォルター・シュッグのもとで働き始めました。その後、ナパ・ヴァレーのSunny St. Helena Winery(現在はメリーヴェール) をはじめ、多くのワイナリーでワインメーカーを勤め、自らのブランドも立ち上げました。2019年、35年に及ぶワインメーカーとしての成功を収め、引退の準備を始めたフィリップでしたが、クリスとジャスティンからこのプロジェクトへの勧誘を受け、2020年にSTEL+MARのワインメーカーに就任しました。
フィリップのワインメーカーとしての哲学は、畑とブドウにワインを語らせることです。彼はテロワールの表現に干渉せず、樽の香りが果実の個性をつぶさないよう細心の注意を払います。フィリップは優れた醸造の技術だけでなく長年の経験と築き上げた信頼関係から、理想とするワインのスタイルに合った産地や畑を見つけることにも長けています。そのため、ステル+マーのワインは特定の産地の単一畑に限定されることなく、カリフォルニア中の農園の協力の元、最適なブドウを使い、その価格帯以上の品質のワインを生み出すことができるのです。
商品一覧
カリフォルニアライフを体現する、暖かくフレンドリーなスタイル。特別だけど気取らない、誰もが楽しめるローダイ・カベルネ。